【比庵あけくれ】―清水比庵生誕140周年記念展―|墨の美術館

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会期 2023年3月3日(金)~3月26日(日)の金・土・日
《関連イベント》
講演「比庵と短歌誌・窓日」の開催日が変更になりました。
3月26日(日)3月25日(土)
会場 墨の美術館 TEL 090(3439)5014 e-mail:hm02hamasaki@gmail.com
神奈川県横浜市青葉区みたけ台11-13 [地図(Googleマップ)

東急田園都市線「青葉台駅」下車
北口バス乗り場⑤ 東急バス[青01(藤が丘駅行)]乗車
―(約5分)→「桜台第二公園」下車 北東へ徒歩1分
青葉台駅北口バスのりば[案内図] 東急バス 青01[時刻表
開館時間 11時~16時
入館料 500円
※墨の美術館会員は無料

しばらく休館しておりました墨の美術館で清水比庵先生の展覧会を開催することが出来る事を嬉しく思います。書・画・歌三芸なる清水比庵展は当館開設以来開催してまいりました。2014年「比庵あけぼの展」2016年「清水比庵未発表作品展」2017年「清水比庵・浦野家所蔵作品展」2018年「比庵あけぼの展」2019年「清水比庵・西林邸作品展」でした。
今回は、清水比庵生誕140周年記念の年に当たり、当館が新たに収蔵した作品に加え清水家の作品等、約30点の展示となります。

また、今回は関係者方々のお力添えにより、数多くのイベントも用意いたしました。皆様にお運び頂き“ひあんあけくれ”の世界に浸って頂きたく、ご案内して申し上げます。

開催によせて

清水固

横浜市青葉区の書道家濱﨑道子さん(80)が運営する「墨の美術館」で3月3月から、歌人清水比庵(1883~1975年)の生誕140周年を記念する作品展が開催される。同館はコロナ禍で休館しており、4年ぶりの開館となる。比庵を師と仰ぐ濱﨑さんは「未公開作品の展示や講演もあり、比庵の魅力を多くの方に知っていただきたい」と来場を呼びかけている。

濱﨑さんは山形県新庄市の出身で東京学芸大書道科を卒業し、同大芸術・書道専攻科を修了した後、書道教師として勤務しながら在野の書道家として活動。大きな筆で全身を使ってダイナミックに書き上げる「大字揮毫」のパフォーマンスを国内外で披露し、個展やワークショップを通じて国際交流に貢献してきた。

2011年3月の東日本大震災以降、被災地支援のボランティア活動を通じて近所の人たちの交流の場の必要性を実感。自宅を改装して2015年に同館をオープンした。コロナ禍で休館するまでは作品展のほか、ひな祭りや茶会、演奏会、朗読会、和菓子づくりやそば打ちイベントなども開催してきた。

比庵は歌と書画を一体とした作品が特徴で、おおらかな作風と質素な生活ぶりから「昭和の良寛」と慕われた。濱﨑さんは学生時代に比庵の講演を聴き、知人に誘われて比庵が主宰する「窓日短歌会」に入会。比庵の人となりを「好々爺だが人にへつらわず、努力の人だけど努力を見せず、身なりは質素でいつもカバン代わりに紙袋を持ち歩いていた」と懐かしむ。

濱﨑さんは全国各地に残る比庵の歌碑の拓本集などを出版。比庵の作品展は同館が未完成だった2014年に「比庵富士展」を開いて以降、今回で6回目となり、個人所有の作品を含め30点を展示する。

[追記]清水固宅にあった内裏雛の段飾りは墨の美術館に展示されています。

関連イベント

講演「比庵先生を語る」

  • 日時:3月4日(土)13時~14時
  • 講師:短歌誌「窓日」会員有志

講演「歌は世につれ世は歌につれ」

  • 日時:3月12日(日)13時~14時
  • 講師:井笠信二氏(ノンフィクション作家)

講演「比庵とキリスト教」

  • 日時:3月18日(土)13時~14時
  • 講師:坂口隆氏(比庵研究家)

比庵茶会(茶杓作家 海田曲巷氏)

  • 日時:3月19日(日)13時~14時
  • 参加費:1,000円

講演「比庵と短歌誌・窓日」

  • 日時:3月26日(日)3月25日(土)13時~14時
  • 講師:清水固氏(比庵の孫)